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こちらは福井市美山地区です(旧・足羽郡美山町)

地酒づくりの情報交換をしていた岡保地区に、ついに地酒誕生!
町おこしの地酒「岡の泉」初搾り 福井市岡保地区

2010年3月2日 福井新聞記事より

初搾りで原酒を味わうメンバーら=福井県福井市大和田町の舟木酒造

 地酒で町おこしをしようと、福井県福井市岡保地区住民でつくる「岡保まちづくり委員会」が、地区の名水とコシヒカリを使った日本酒造りに取り組んでいる。28日には同市内の蔵元で仕込んだ地酒「岡の泉」の初搾りが行われ、上々の出来栄えに喜んでいる。

 同じく地域の活性化のため美山地区が造っている地酒「黎明(れいめい)」を知ったのがきっかけ。戦国大名朝倉氏ゆかりの名水「岡の泉」や、コシヒカリを開発した県農業試験場があることなど、同地区の魅力をアピールするため、地区産材料で地酒を造ろうと思い付いた。

 同市大和田町の舟木酒造に酒造りを依頼。岡保の米を楽しんでもらいたいと、コシヒカリ100%の純米にこだわり、辛口で飲みやすい味に仕上げてもらうよう申し込んだ。業者に岡の泉の水質検査をしてもらい、日本酒に適した水であることを確認。同地区産コシヒカリ600キロと、岡の泉の水450リットルを用意し、同社に運んだ。

 コシヒカリは酒造り専用の米ではないため、こうじが造りにくく、また糖化しにくい。同社もコシヒカリでの酒造りは初めてで細心の注意を払ったという。杜氏(とうじ)の野尻和徳さん(41)は「最初は発酵具合がゆっくりしていたため心配だったが、比較的淡麗のいい酒に仕上がった」と太鼓判を押す。米や水だけでなく、本県産の「ふくいうらら酵母」を使っており、純福井産となっている。

 同日、同社で行われた初搾りには、メンバーら12人が参加。約1カ月間タンクに仕込んだ原酒を味わった。「甘口ではないのにフルーティー」「飲みやすく香りがいい」と好評。新たな地区のシンボルの誕生を、皆で祝っていた。

 名水や昔同地区にあった地酒にあやかり、名前は「岡の泉」に決めた。同委員会の泉和弥会長は「米も水も岡保素材100%のおいしい地酒ができた。今後まちづくりイベントでも使っていきたい」と話している。4合瓶で約800本になる予定。酒を楽しむ会を立ち上げ、一般からも一口6千円で200口の会員を募集する。春は純米吟醸生原酒、秋は純米吟醸生貯蔵原酒を味わってもらう。同委員会のイベントにも招待される。申し込みは4日まで。問い合わせは泉さん=電話090(8268)0454=か、鈴木肇さん=電話090(3764)5762

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