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こちらは福井市美山地区です(旧・足羽郡美山町)

最高齢の妙 最高の笑い 劇団ババーズ新作披露公演
2009年4月27日 中日新聞記事より

上演後に笑顔を見せる松浦政子さん(中央)=福井市中手町の伊自良館で

85歳松浦さん けがから復活
 福井市蔵作町のお年寄り劇団「ババーズ」の新作披露公演が26日、同市中手(なかんて)町の伊自良(いじら)館であった。60〜80代の“名俳優”13人が観客の大爆笑を誘う迫真の演技を見せる中、最高齢の松浦政子さん(85)がひときわ輝きを放っていた。

 松浦さんは、おじいさん役に扮(ふん)し、落ち着いた大きな声。せりふを忘れてもアドリブで笑いを引き出し、演技を終えて大きな拍手を浴びると、顔をしわくちゃにして笑顔を見せた。

 約二カ月前、自宅で飼いネコを押し入れから出そうとして下に落ちた。尻もちをついて右足を打撲。痛みが引かず、布団から起きることができなかった。劇団座長の林幸男さん(73)が心配して「公演はやめとくか」と尋ねたが、松浦さんは「いや、出る」と即答。けがを治し、練習にも加わった。

 今は元気で屈託ない笑顔を見せる松浦さんだが、8年前の劇団発足時にババーズに入る前は、うつ病を患っていたという。「若いころから劇が好きで、みんなから笑ってもらうと元気になった」と松浦さん。他のメンバーたちもババーズの活動が支えとなり、くも膜下出血や、めまいが起こるメニエール病を乗り越えたという。

 ババーズの公演は今回で144回となった。松浦さんは「全く緊張せん」と話すが、本番前「どうかお客さん、笑ってくだせえ」とつぶやいていた。終演後の控室では、晴れやかな表情を浮かべていた。ネコと“二人暮らし”だが「みんながおるで、寂しくない」と穏やかな表情で語った。

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